「ごはんに焼き鮭、味噌汁。食卓にそんな品が並んでいたら、
もうそれだけで、あぁ幸せな家庭だなって思いますね。
しかもそれが土鍋で炊いたごはんなら、なおさら。」

料理家 栗原心平

栗原心平さんの“かまどさん電気のある暮らし”

料理番組『男子ごはん』(テレビ東京系列)で、気取らず楽しそうにパパッと料理をする姿が評判の料理家・栗原心平さん。「食べる人に喜んでもらいたい」。その一心でおいしい料理を披露する栗原さんの“幸せごはん”を探ってみました。

人に喜んでもらうための料理作り



子供の頃から、お母様(料理家・栗原はるみさん)の手伝いで台所に立ち、毎週日曜日の昼は料理当番として家族のごはんを作っていたという栗原さん。でも実は料理家を目指そうとはさらさら思っていなかったそう。
「普通にサラリーマンとして働いていました。たまたまある編集者から連載しない?と声をかけられて、料理は得意だったし楽しいかなと。 料理って、最高のコミュニケーションツールだと思うんです。作ることも食べることもね。僕は大人数でワイワイ食事するのが大好きなんです。パーティもよくやるんですけど、みんなに何が食べたい?って必ず聞きます。喜んでもらいたいし、おいしいって言ってもらえたら自分に返ってきて、次のモチベーションになる。褒めてもらいたいわけじゃないけど、喜んでもらいたい。その気持ちは強く持っていますね」。



家庭の定番料理になるレシピに

「料理家になりたての頃は、潜在的に母の味に似ていたようですが、最近はオリジナリティが出てきていると言われますね。 僕は奇をてらった料理は作らないことが大前提。ほんのちょっぴり、これいいなって思ってもらう要素をプラスするだけ。それは新しい食材だったり、味付けの方向性を少し変えたりさまざまですけど。家族が「おいしかったからまた作って」と言ってもらえるような、その一品が家の定番料理になってくれるといいなと思っています」。
そんな家族の反応が、料理の腕をあげる最良の方法だと。「旦那さんはありがとうって一言発するだけで変わると思うんです。感想もなにも言わず惰性で食べるのが一番ダメ。奥さんも、もし悪い評価だったとしても、じゃあ食べなくていい、二度と作らないって言っちゃダメ。これよくあるパターンみたいなんですけどね(笑)。うちの父は食通で母にも厳しかったですね。僕も父からはダメだしばっかりされていました。」



炊きたての白いごはんは幸せの象徴

そんな定番料理と同じくらい大切なのが、炊きたての白いごはん。と語る栗原さん。「炊きたての白いごはんって、幸せの象徴だと思いませんか?ごはんに焼き鮭、味噌汁。食卓にそんな品が並んでいたら、もうそれだけで、あぁ幸せな家庭だなって思いますね。しかもそれが土鍋で炊いたごはんなら、なおさら。お母さんが早起きして家族のために愛情込めて作る昔ながらの朝ごはん。忙しくても大切ですよね」。



おいしいお米は土鍋に限る

「普段は、ごはん専用の鍋で炊いてます。家に炊飯器ないんです。もう20年以上使っていないかな。自動とはいえ、浸水する時間待っているのが面倒で。お米には浸水も必要だけど、急いで炊きたい時もあるじゃないですか。おいしいお米いただいた時は、やっぱり土鍋で炊きますね。土物だから余分な水分を取ってくれて、粒がしゃっきりしておいしいなって思います。いまは自社「ゆとりの空間」の土鍋と、「かまどさん電気」を併用していますよ。土が違うのとガス、電気の違いはあるけれど優劣はつけがたいですね。「かまどさん電気」は簡単に炊ける炊飯器だけど、感覚的には炊飯器じゃないからいいですよね。米をとぐ時の音がたまらなくいいしね。使い始めて、粘り気の強い低アミロース米、北海道系の米と相性いいなと感じてます」。

栗原家伝承のごはんのお供

栗原家の究極のごはんのお供を伺うと、納豆、卵、ふりかけ「えっさっさ・ほいさっさ」だそう。「重要なのは、卵を(空気をたくさん入れるように)バホバホに混ぜること。これが納豆とからんで最高にうまい!卵混ぜはおふくろから代々受け継いでます」。



こだわりが詰まった「こべんとう」

栗原さんがプロデュースしたお弁当箱「こべんとう」と料理本には、約2年間子供のお弁当を作った経験と知恵が詰まっている。アルミ製のお弁当箱は持ちやすいようコンパクトサイズ。四方を絶妙な角度のR型にし、高さも計算。手になじむ形状と詰めやすさを考慮した。「お弁当のレシピ本の多くが参考書みたいで難しいんですよ。分解図とか載っていて、ここにこの一品を詰めるとか。お弁当作りを楽しく、そして楽にできるすきまおかずを集約しました。メインのおかずは簡単だけど、副菜はあれこれ作るのは手間だし時間がかかるでしょ。詰めるコツは、あらかじめお弁当箱のサイズに合うよう、おかずのサイズ感を想定すること。後は経験だけです」。



ただ喜んでもらいたいとの一心で、相手のことを思って一生懸命作る栗原さんの料理。撮影時もおにぎりの大きさを気にしてくださるなど、その真心がおいしさに伝わるんだなと実感しました。自然体でほのぼの、楽しい時間でした!




(文:吉浦由子、写真:小出和弘)



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